目的のICを行き過ぎたときの対処方法

道路

逆走による事故が本当に多くなっている現代

高齢の方が車を運転していて高速道路を逆に入ってしまい逆走し大きな事故になったというニュースを見ることがあります。
高齢の方の事故は今増加傾向にありますが、この逆走は若い人でも起こす可能性があるので、バイクでも十分注意が必要です。

実はこの逆走は故意によるものも多く、この場合、道、行き先の間違いに気が付いて戻ろうとして逆走をしたということが多いのです。
しっかりと手順位沿って行えば、当初流入したICから目的ICまで通行料金で大丈夫ということもあるので、ICの間違いにどのような対応が必要か理解しておきましょう。

逆走による事故は重大事故になりやすい

高速道路で逆走している車がもしも正面から走ってきたら?運転している人はぎょっとしますし、よけきれずにぶつかるということもあります。
高速道路での逆走による交通事故は増加傾向にあり、高速道路の事故全体に占める死傷事故割合に対して逆走による事故の死傷率は約5倍という数字です。

死亡事故の割合をみてみると、高速道路の事故全体に対し逆走事故の場合40倍というとんでもない数値になっています。

つまり逆走は大きな事故、重大事故につながる危険性の高い事故ということになります。
まちがって入ってしまったということならまだしも、IC間違いで事故となれば問題は重大です。

目的のICを行き過ぎた時でもあわてない

高速道路の逆走理由の60%は、IC、JCTを行き過ぎた、間違えたことによって発生しています。
ドライバーが故意に逆走したということを調べてみると、50%が間違いに気が付いて戻ろうと思ったことが要因です。

もしも目的のICを通り過ぎたという場合でも、いくつかの方法で当初流入したICから目的地のICまでの通行料金となる事もあるので、あわてず対応することが必要です。
また、高速道路上でのバック、Uターンは禁止されていますので、絶対にしないようにしましょう。

ICを行き過ぎた場合の対処法とは

高速道路上でバック、Uターンは禁止なのでそのまま走行し、次のICで流入、料金所でETCレーンではなく一般レーンに進んで料金所の係員に申し出る、ETC/一般共用レーンの場合、ETCが反応しないように抜いておく、目的にICまで戻れるように案内してくれるので、その指示に従います。

目的のICまで行った時、同じようにETCレーンを利用せず一般、若しくは共用レーンに入り料金所係員に申し出る、これで通行料金は当初流入ICから目的のICまでの料金になります。

料金所に係員がいない場合には、無人の料金精算器横あたりに呼出ボタンがありますので、それを押して係員を呼びます。
ただ、ICの構造によってこのような対応が受けられないこともあるので、理解しておきましょう。