ハンドルポジションの調節方法


【ハンドルが遠い・近い】
バイクを運転するときにハンドルが極端に遠いと感じたことはないでしょうか。
ハンドルが極端に遠い状態で運転をしようとすると、前傾姿勢になったり、肘が伸び切ってしまうなどのマイナス面が目立ってしまいます。

かといって、近づぎるのがいいのかと聞かれればそれもいいとは言えません。
ハンドルまでの距離というのは、その人の好みや乗り味の好みによって適切な状態にしておいた方が運転を楽しむことができます。
ハンドルポジションというのも実は調整できる箇所になっているので、運転がしにくいと感じたときなどにはハンドルポジションの見直しをしてみると良いでしょう。

【ハンドルポジションの調整】
ヘックスボルトの穴を保護する役割として樹脂製のキャップがついているものは、まず爪を引っかけて引き上げることで外せるので外しておきましょう。
中にはキャップがついていないものもあるので、パターンに合わせましょう。

キャップの下にはボルトがついていますが、ボルトを緩めるとハンドルバーが回せる状態になります。
大体のものは、下側の部分を緩めるだけで大丈夫です。

実際にホルダーを緩めて調整をしてみたら、実際にまたがって最終調整をしていきましょう。
力を入れたらやっとバーが回る程度の緩め具合で最終調整をすると調整がしやすいです。

【セパレートタイプ】
ハンドルポジションの調整において、気になってくるのがセパレートタイプのものは調整が可能なのかどうかという点です。
セパレートハンドルの場合は、転倒字に強い衝撃を受けてしまうとタンクに接触しやすくなっている構造です。

そのためセパレートハンドルのタイプの場合は初期位置からの変更ができない仕様になっていることが多いです。
もしも変更したい場合は、社外品のものにすることによって調整が可能になるケースも多いです。

もしも調整ができないセパレートハンドルで調整したい場合は、社外品に交換することを検討してみると良いでしょう。

【干渉には注意】
ハンドルポジションを調整する上で気を付けたいのがタンクとの干渉についてです。
調整によって極端にハンドルを下げてしまった場合タンクに干渉しやすい距離になってしまうことが考えられます。

そのためタンクとハンドルの位置が干渉しやすい状態になっていると、バイクが転倒してしまった時に接触してしまう可能性が高くなってしまうという点が気になってしまいます。

そのためハンドルポジションを調整するときには、ハンドルとタンクの位置を干渉しにくい程度に抑えつつ調整するということを意識しながらできるといいでしょう。

ハンドルを調整した際にハンドルの固定を忘れてしまっていると、走行するときに危険が伴います。
作業をした際には本締めをしているかどうかの確認をしっかりして済ませましょう。