パーツ別!バイク磨き術


【経年劣化が訪れる】

買ったばかりのバイクは、どこを見たってぴかぴかの状態だったとしても乗り続けて年数が経ってしまうと、劣化が気になってしまうというシーンも増えてくるかもしれません。

しかし経過年数が経っているからといって、打つ手がないというわけではありません。
100%買った時の状態に戻すというのは無理ではありますが劣化した状態を緩和してできるだけ綺麗な状態にするということは可能です。

磨くことで、汚れなどを落とすことは可能ですがパーツごとに磨き方なども変わってくるのでケアしたい場所をどう磨いたら良いのかを知っておきましょう。
そうすることで長く綺麗な状態を保つことができます。

【下準備が重要】

まず磨きをする上で忘れてはいけないのがしっかりと下準備をするということです。
研磨をすることで見た目の劣化を緩和することは可能ですが、磨く表面に異物がついていると傷を増やすことにもつながります。

そのため最初は研磨する部位の表面についた汚れなどを水をたっぷりと使ってウエスで拭いていきます。
さらに、この後の作業の邪魔になりそうなパーツがあれば外しておくのも忘れないようにしましょう。

パーツを外して磨きやすい状態にしておくと、磨き残しの心配などもないので、意識して下準備をしましょう。

【キズ消し目的な場合】

キズ消しをする場合、コーティング剤入りのケミカルを使用して磨いていきます。
塗布する場合は、磨く部分に直接塗布するか、ウエスに少量とるなどしてとるのが基本です。

キズ消しのために磨くのであれば、磨く力も意識していかなければいけません。
キズ消しの際に磨く力の目安は掌圧5キロというのが適性ですが、分かりにくい人も居るでしょう。

分かりやすい表現で表現するのであれば、擦っている時に車体が揺れるくらいの強さを意識すると適した表現で磨くことが可能です。
最期にウエスの綺麗な面で拭き上げたら完成です。

【クリアパーツ&無塗装パーツの磨き方】


クリアパーツを磨く際には特に使用するケミカルには気を遣いましょう。
磨きたい部分にケミカルを吹き付けて、ケミカルが乾いてしまう前に薄く塗りこんでいきます。
最期に綺麗なウエスで拭き取れば磨きが完了します。

無塗装の部位を磨く場合、無塗装の部位には微細な凹凸がある処理が施されています。
無塗装の場合は、使用するケミカルを吹き付けて乾燥させてから拭くのがクリアパーツとの違いになっています。

無塗装のパーツというのは劣化がひどくなればなるほど白くぼやけていってしまい、ツヤのなさやが目立ってしまいます。
ちゃんと正しい方法でケアをすることができれば、そういった劣化の状態も目立たないほどに仕上げることが可能です。

どの部位によっても言えることですが、使用するケミカルをきちんと使い分けることが要になってくるので磨く場所に合ったものを使い分けましょう。